「無能な上司が報連相を要求してくる。お前がやることだろ」
「報連相ができてないと叱られる。俺が無能なのか…?」
報連相の話をすると必ずぶち当たる問題
どっちの報連相が悪いのか!
報連相は相手とのコミュニケーションの1つです
だからこそ自分or相手のどちらかに問題があると成り立ちません
この記事では報連相って何?というところから
悪い報連相、良い報連相を説明していきます
Contents
報連相とは
まずは報連相の定義を説明します
報連相の定義
- 報告:仕事の経過、結果を知らせること
- 連絡:事情を関係者に知らせること
- 相談:意見をもらったり、判断してもらうこと
ここでいったん、報連相を時系列でみていきます
- 過去の事:報告
- 現在の事:連絡
- 未来の事:相談
報告では過去に起こったことを話しています
報告をすることで、仕事の結果が共有されて次からはどうすればよいのか判断しやすくなります
連絡では現在起こっていることを共有します
連絡をすることで、今発生している問題に対してどのように対処するべきかの判断ができます
相談ではこれから発生しようとする問題に対して話します
相談をすることで、未然に問題を防ぐためには何をすべきか判断できます
報連相を行うメリット
それでは報連相にはどんなメリットがあるんでしょうか?
1.ミスやトラブルを防げる
ここで一番大事なのは
相談を事前に行うことです
自分が行おうとしている方法に対して周囲のメンバーに意見をもらいます
すると↓みたいな反応が返ってきます
「いや、その問題にはこの対策がよかったよ」
「それだと~な問題がでるからこうしたら?」
一人で進めていたら発生していた問題を未然に防げるようになり
一人の能力だけでなく、チームとしての力を発揮することができるようになります
問題を起こしがちな人は正しい相談ができていません
2.信頼関係を構築
仕事は1人だけで行うことは少ないです
他の誰かとのやり取りが発生することが多いです
そんな場合に、連絡がまったく人だと
「今、どこまで進んでいるんだ?期限まで間に合うのか?」
などいらない心配をされています
正しい連絡をすることで、その人の心配を取り除くことができ
それが徐々に信頼を深めることにつながります
3.仕事の効率化につながる
相談、連絡が正しくできると
仕事のやり直しの防止、最適なやり方の選択ができます
「報連相なんて時間のムダ」
「報連相するよりも手を動かした方が早い」
そんな声をよく聞きました
でもトータルで考えてみると
報連相を充実させた方が安定して効率的な仕事ができるようになります
無能な社会人がする報連相
それでは無能な社会人の人がしがちな報連相を紹介します
これから話すような報連相をしていないか思い返してみましょう
情報不足
「結局何がいいたいの?」
「それで?」
こんなことを言われていませんか?
これれは報連相の中身、情報が足りていません
報連相を何のためにしているのか
それは相手に何らかの行動をしてほしいからです
Aの問題が発生したからBでよいか聞きたい
Xという重要情報を仕入れたから共有して上司の動きをサポートしたい
なんらかの~したいという思いがあるはずです
「何が言いたいのかわからない」
↑のように言われる人は、報連相で伝える情報が足りていません
報連相で伝える型をマスターして情報不足を解消しましょう
タイミングが悪い
「なんでそんなことを今になって言うのか」
「あの時言ってくれていたらこんなことにはならなかったのに」
こんなことを言われる人は、報連相のタイミングが悪いです
報連相には適切なタイミングがあります
相談:問題を予期できる場合に行う。事前に相談が基本
連絡:大事な情報を手に入れたときに行う。事態が変化する前に共有すること
報告:結果が判明したら行う。報告をしないと相手は問題を気にし続けている
この中で1番大事なのは相談です
相談ができないと問題を未然に防ぐことができないからです
問題を事前に予期して、相談をしましょう
自分の意見がない
「それで私にどうしてほしいの」
自分はあなたにこうしてほしい!
そんな意見がないと相手からしたら何をしてほしいのかわかりません
また、同じような内容でも「どうしたらいいですか?」とだけ聞くことが日常茶飯事になっていませんか
相手からしたら成長していないと判断されてそのうち放置されたり、悪い評価をつけられたりします
なので↓
Aの問題にはBの方法をCの理由で取ろうとしてるのですがよろしいでしょうか?
自分の意見を理由を添えて相談できるようにしましょう
ここが1歩先を行く報連相になります
有能な社会人がする報連相
次に有能な社会人がしている報連相は何か紹介します
自分もこういった報連相ができているか振り返ってみましょう
ストーリーを共有し結論から話す
いきなり「Aの問題にはBの対処を行おうと思います!」
単刀直入で時間のロスも少なそうです
しかし、こう言った報連相の仕方をする場合には条件があります
事前知識をお互いに共有できていること
いきなり本題から入られても、相手はなんの話をしているのかわかりません
相談の中身より
なぜその話題をしているのか?
何が大事なのか?
どういった結論を出すべきか?
そういったことその場で考え始めないといけません
なので、まずは問題のストーリーを話す必要があります
そうすることで、相手もどんな結論をすべきなのか選択できるようになります
適切なタイミングで話す
報連相には適切なタイミングがあります
どれもタイミングが遅くなると
報連相の効果を発揮しなかったり
問題が大きくなったりします
相談→連絡→報告
この順番で情報は早め早めに共有するようにしましょう
相手に何をしてほしいかが明確
報連相は相手に何らかの行動を起こしてもらうためにしています
例えば
相談では、問題の対処方法を判断してもらう
連絡では、現在起こっている問題を共有し迅速な対応を取れる準備をする
報告では、問題がどうなったのか共有し、次回につなげたりほかの社員へ共有する
有能な社会人の人は
「報連相をして相手にこんな行動をしてほしい」
という思いが明確にあります
報連相を受ける側も自分に期待されていることが明確なので返答もしやすくなります
報連相をするときには何を相手に期待しているのか明確に提示しましょう
そうすることでお互いにストレスなく問題に対処できるようになります
報連相のやり方をもっと詳細に知りたい、勉強したいなら
↓の教材をオススメしています
自分が報連相の研修を行ったときに参考にした資料になります
報連相とは何か、どうやったらよいのかが詳細に書かれています
まとめ
この記事では↓のことをお話ししました
・報連相を行うと3つのメリットがある
・無能な社会人は3つのミスを犯している
・有能な社会人は3つのポイントを押さえている
報連相は社会人ならだれもができていないといけないものです
それは、問題を発生させない、大きくさせないためには報連相が欠かせないからです
「あいつは無能な社会人」
そんな風に陰口をたたかれないために
ぜひとも報連相をマスターしましょう!